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ア行ア段の「ア」+++アイコンタクト
アイコンタクト

アイコンタクト[eye contact]視線を合わせることによって, ことばによらず意図などを伝えること.〈現〉

 フェレットの視力は非常に弱いといわれている。一部の色を除いて色彩を感じることが無く、少し離れた物はボンヤリとしか見えないらしい。また薄暗いところに順応しているため、明るいところ、たとえば晴天の屋外などではよく見えないという。

 しかし、フェレットと暮らしていると、実に多くの場面で奴らからのアイコンタクトを受ける。もしもあなたがフェレットを1年以上飼っていて、ごく普通の関係を築いていれば、思い当たるフシはいくらでもあるだろう。


 足元から見上げて、何かを要求する視線。これに打ち勝つのは非常に強い精神力が必要になる。たいていの場合、飼い主は猫なで声(鼬なで声)で、抱き上げたり、おやつをやったり、オモチャを投げてやったり・・・つまり、奴らは眼差しの力で自らの要求を簡単に満たしてしまうのである。

 勿論、奴らが「おやつ・おやつ・おやつ・・・」と眼差しに念を込めていても、飼い主が「ハイハイ、抱っこでちゅね~」とか、とんでもない勘違いをすることもあるかもしれないが、まあ、奴らの要求は「食い物・遊ぶ・高いところに乗る」の3つくらいしかないので、かなりの確率で、望みの物を手にすることが出来るのだろうと思う。

 鳴き声や、尻尾の動きでのコンタクトがほとんど無いフェレットにとって、アイコンタクトは非常に重要なコミュニケーション手段である。飼い主としては、奴らに失望をさせないためにも、眼差しに秘められた要求が何なのかを見抜く、するどい洞察力を持たねばならない。日々研鑽努力なのだ。


(いえ、勿論私、努力なんかしちゃ、いないけどね)

by naka3051 | 2004-02-05 16:10 | いたちにまつわるアレコレ


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